イヌの能力と習性-(3)犬が車酔いするわけ

犬が車酔いするのは、人間のように平衡感覚がおかしくなることよりも、においによる嗅覚器への刺激が原因となることが多いと言われます。

犬に車酔いをさせないための工夫には、次のようなものがあります。

●車内のタバコ、芳香剤の臭いをかがせない。

エアコンからのにおいがダメな場合もあるので、窓を少し開けて、自然の風を車内に入れるようにします。
開けたおいた窓から犬がカーブで車外に放り出されたという事故も報告されているので、犬を車内で放し飼いにしてはいけません。キャリーバッグかクレートに入れておきましょう。

●小児用の酔い止め薬を飲ませる。

(抗ヒスタミン薬、塩酸メクリジンを主成分とし、脳から出されるヒスタミンが嘔吐中枢を刺激するのをブロックする。)

●生姜(しょうが/ジンジャー)のエキスを飲ませる。

車酔いによる吐き気は、セロトニンという神経伝達物質が胃腸の筋肉を収縮させることが原因なので、生姜に含まれる辛味成分のジンゲロールは、その働きをブロックする。スライスした生姜にお湯をかけ、少量の蜂蜜を加え、冷やして犬に飲ませる。

●乾燥したドクダミ茶の葉やペパーミントをハンカチでくるんで犬の首に巻いておく。効果には個体差があります。

車酔いを一度でも経験した犬は、車に乗っただけで調子が悪くなってしまうことがあります。

●車に慣れさせておく

エンジンをかけないで、犬をキャリーごと車に乗せます。そして、おやつを与えたり、おもちゃで遊びます。

車に乗ると良いことが起きると犬に学習させるのです。

次にエンジンをかけて、同じことをします。

●車で近所の公園などに出かける

初めて車に乗ったら、動物病院に連れていかれて、痛くて怖い思いをしたということで、車が嫌いになるケースもあります。近所の公園に車で連れて行って、楽しく遊べれば、車に乗ると良いことが起きると学習します。長距離のドライブに連れていく前に、短時間の楽しいことが待っているドライブを何回か経験させましょう。

●車に乗せる前30分は、食餌を与えない

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