イヌの体と特性-(3)犬のシッポ

●いろいろな形の犬の尾

① ブルーム・テール

羽状の飾り毛が長くたれ下がった尾。

イングリッシュー・セッター

② ゲイ・テール

背の上に高く上げるが、背負ってはいない尾。

スコティッシュ・テリア

③ リング・テール

根のつけ根から高く上げ、きれいなアーチを描く尾。

アフガン・ハウンド

④ オッター・テール(かわうそ尾)

根元が太く、内側に豊かな被毛がある。

ラブラドール・レトリーバー

⑤ ウィップ・テール

まっすぐで長く、先細で先端がとがっている。地面と平行に後方に維持する。

イングリッシュ・ポインター

⑥ スクリュウ・テール(らせん尾)

自然の短尾で、ワインの栓抜きのように曲がりくねった尾。

ブルドック

⑦ ダブル・カールド・テール(二重巻き尾)

巻き尾のひとつで、尻または背の上に二重に巻いている。

パグ

⑧ シックル・テール(鎌尾)

尾のつけ根から上方に高く保持して、途中から鎌状に半円形に曲がっている。

柴犬、紀州犬

⑨ カールド・テール(巻き尾)尻、または背の上に巻いている。一重(フィニッシュ・スピッツ)、二重、尾の先を大腿部に垂らすものなど

●犬はうれしい時にシッポを振ります。
犬は、家族に対して、頼りになる順番をつけているようですが、その順位が高い人に会えた時ほど、シッポの振り方が大きくなります。

●犬は人にほめられた時にシッポを振ります。

人と一緒に何かのゲームや作業をした時に、ほめられるとうれしくてシッポを振ります。ゆっくりとシッポを振るのは、「親しみ」や「気分が良い」という表現です。これは、群れで狩りをして、うまく獲物をしとめることができた時に、仲間と喜びを分かち合った名残りではないかと言われます。

●犬は何らかの葛藤を抱えるような状況に置かれたときにも、シッポを振ります。

犬は生後30日ごろからシッポを振るようになります。他の兄弟犬と一緒に押し合いへし合いしながら、母犬のおっぱいを飲んでいるときに、シッポを振るしぐさが見られのですが、それは、ライバルの兄弟たちとの接触による恐怖心と乳を飲みたいという強い衝動との内面的な葛藤によるものだと言われています。

●犬は他の犬に出会った時にシッポを振ります。

優位にある犬はシッポを高い位置でまっすぐに振ります。それに対して、劣位にある犬は耳を後方に伏せながら、シッポを低い位置で振りますが、群れの下位の犬が上位の犬に「親しみ」の表現としてシッポを振りながら近寄って行く習性の名残りとも言われます。 シッポを高く上げて、小刻みに振っているのは、相手を警戒している時です。

シッポを振っているからと安心していると、けんかになることがあるので注意して下さい。

●弱い犬は、シッポを後ろ足の間にまるめて入れてしまいます。

これは、犬の肛門の近くにある臭腺からのにおいを相手にかがせないようにするためと言われています。オオカミのころの習性の名残りだと考えられていて、シッポを下げたり、まるめたりすることで、優位の相手への服従を伝える信号でもあるのです。

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