衝動買いの心理-(1)90%が衝動買い

ペットショップで子犬を衝動買いしてしまう心理

●人の購買行動は、90%が衝動買いです。

人が何かを購入する場合の90%は「衝動買い」と言われます。「それを手に入れたい」という衝動があるからこそ、消費者は購買行動を起こすのです。

「節約上手なかしこい消費者」と思っている人が、新聞に折込まれたスーパーのチラシを見比べて、お得な特売商品を買ったとしても、それは本当の意味での節約ではないかもしれないのです。安いものを探すのではなく、「必要ないものは買わない」というのが節約の基本なのですが、人はそれが本当に必要かどうかという根本的なことを考えずに、買ってしまうものなのです。

ペットショップでは、子どもの日に「かぶと虫やくわがたの幼虫」の特売を組みます。「かぶと虫の幼虫が欲しい」とせがまれた両親は、子どもと一緒にペットショップに出かけますが、その店を出るときに腕にかかえているのは、「かぶと虫の幼虫」ではなく、「ダックスフントの子犬」です。そして、それは「子犬との運命的な出会い」と呼ばれています。

それがペットショップの販売戦略によって演出された「運命的な出会い」なのだとうすうす気づいていたとしても、一度、抱っこしてしまった子犬に情が移ってしまい、連れて帰りたいという気持ちを抑えることができなくなるのです。

「人は自分の行動を正当化する心のバイアスを持っている」と言いますが、簡単に言えば、人は何かを買ってしまった後で、それが正しい決断だったと自分自身を納得させるような心の動きをするということです。「子犬との運命的な出会い」は、まさにそういった心の動きを表すものです。

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