飼い主の心構え-(3)日本は犬を虐待する国!?

(3)日本は犬を虐待する国!?

30年ぐらい前の日本では、飼い主に見放されて殺処分される犬が、90万頭以上もいました。

避妊・去勢手術をしなかったために、望まれない子犬が産まれてきてしまったということもあったのでしょうが、身勝手な理由で、もう飼えないからと、犬を捨てたり、保健所に引き取ってもらう飼い主もそれだけ多かったということでしょう。

日本は、犬を虐待している国だと世界から非難された理由は、それだけではなく、「日本人は犬をつないで飼っている」ことも挙げられていました。

世界的に著名な動物行動学者で、犬の専門家であるマイケル・W・フォックス博士の、日本人の子どもとのやりとりが残されています。

子ども

「お父さんは、エサをあげたあと、犬を犬小屋につないでから会社に行きます。帰ってから、犬を散歩させようとすると咬まれます。ウチの犬は、バカ犬ですか?」

博士

「もし、あなたが一日中、つながれていたとしたら、どんな気持ちになりますか?あなたの犬がお父さんを咬まないんだったら、私がかわりに咬んであげます」

当時、日本を訪れたドイツの研究者は、「日本の犬がこんなに吠え続けるのは、一日中つながれていて、自由がないからだ」と結論づけました。

古来、日本では「犬は神様の使い」と言われて、大切にされていたはずなのですが、いつの頃からか命を慈しむ気持ちを忘れて、「犬をモノ扱いする」ようになってしまったのです。

現在でも、殺処分される犬は年間40万頭もいて、ごく一部の不心得な飼い主がいるからだと言うには、あまりにも多すぎる頭数です。

名古屋市西区にある伊双神社には、犬の像が祭ってあります。近くの庄内川がよく氾濫していたので、山伏のご託宣に従って、犬の絵を御幣として建てたところ、洪水がなくなったという話が伝えらています。

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