犬と子ども-(4)子どもと動物虐待

●子どもと動物虐待

動物虐待とは、動物に必要のない痛み、苦しみ、苦悩を意図的に与えるような反社会的な行為と定義されています。

子どもは、自然界に対する「好奇心」と「探索」の過程で、動物を虐待することがあります。

虫メガネで蟻を焼いたり、犬を棒で突いたり、石を投げてハトの群れを飛び立たせたりするといったことは、幼児にはよくあります。

映画「禁じられた遊び」は、両親が死んで埋葬されるのを見た少女が、死んだ小動物を見つけて埋葬する儀式を始め、やがて、動物を殺して自分の墓地に埋めるようになるという物語です。

大人が動物に対して虐待的な行為をしていると、子どもはそれを真似することがあります。あるいは、仲間から動物を虐待することをけしかけられたりすることもあります。

1971年に米国のオクラホマ医科大学の精神科医フェルナンド・タピアは、「動物を虐待する子どもたち」について調査報告をしました。

「動物虐待」、「放火」、「おもらし」の3つの経験をしていた子どもは、将来、人間に対して過激な暴力を起こす可能性が高いというものです。

子どもたちに動物に対する優しさや思いやり、責任感を教える試みは「人道教育」と呼ばれています。

テレビの番組で、「子犬を助けるシーン」を見た子どもは、見ていない子どもよりも、苦しんでいると思える子犬を助けようとする傾向があると報告されています。

学校で、動物がテーマになっている物語を使って、子どもたちに「動物の命を尊重すること」、「痛みや苦しみを与えることになる原因について考える」授業を行えば、子どもたちはそこで学んだことを自分たちに置き換えて考えるようになります。

その結果、互いの立場を尊重するようになれば、あらゆる種類の犯罪は減少すると考えられています。

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