子犬の健康-(1)環境からのストレス

子犬が受ける環境の変化からのストレス

子犬を迎えた飼い主にとって、最も大きなショックは何といっても「迎えたばかりの子犬の死」です。生まれてからそれまで順調に育ってきた子犬が、新しい飼い主のところに行って何日もたたないうちに死んでしまうのです。

かつては、その死亡原因として「パルボウィルス」「ジステンパー」などの感染症があげられましたが、最近は、ワクチン接種をきちんと受けているので、こういった病気にかかる確率は実は低いと考えられています。

子犬が下痢で衰弱してしまったとしても、パルボウィルスに感染したからとは限らないのです。では、考えられる原因として最も可能性が高いものは何かというと、それは「ストレス」なのです。

家にやってきたばかりの子犬の元気がなくなり、食べものを食べず、下痢をしたり吐いたりするような状態を「ニュー・オーナー・シンドローム」と呼んだりします。

環境が急に変わったために、不安やストレスで体調を崩してしまうのです。かわるがわる家族がかまうため、疲れてしまうことも原因になります。 

子犬には睡眠が必要です。健康な子犬は1日16~17時間くらいの睡眠をとります。

寝ているときに起こして遊ばない、大きな音を立てて睡眠を妨げない、など気をつけてあげて、たっぷり睡眠をとらせてあげなければならないのです。

ショップでは、入荷してきた子犬をいきなり展示するようなことはせず、しばらくの間、バックヤードのクレートの中で静かに過ごさせるようにしています。まずは移動の疲れを癒すこと、そして、子犬に十分な睡眠をとらせながら、新しい環境に徐々に慣れさせるためです。

日中、ショーケースの中で過ごすようになっても、定期的にクレートに戻して休憩させたり、夜眠る時には子犬が安心して休める巣となるクレートに戻すのも、子犬をストレスから守るためなのです。

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