犬の事故と予防-(2)熱中症

(2)熱中症

真夏に多いのが、熱中症です。

犬は、人間のように汗腺から汗を出して体温調節することができません。汗をかくのは、足の裏の肉球だけで、舌を出しながらハアハア呼吸するパンティングで、体温を下げています。

全身を覆っている被毛は、外気が直接、身体に触れないように遮断する働きをしていますが、身体からの放熱をさまたげるので、体内に熱がこもりやすいとも言われます。

また、体高が低いため、地面からの放射熱をまともに受けやすいと考えられます。

熱中症の初期には、息づかいが荒くなり、目が充血するという症状が見られます。その後、体温が上昇して、脱水症状から意識を失い、短時間で死に至ります。

熱中症になりやすい犬種が挙げられています。

1.マズルが短い短頭種

  ブルドッグ、パグ、シーズー、ボクサー、ペキニーズ

2.北方原産の犬種

  シベリアン・ハスキー、サモエド、ボルゾイ

長毛、黒い被毛、肥満などの特徴をもつ犬も熱中症にかかりやすく、体温調節がうまくできない幼犬や老犬も注意が必要です。

熱中症になったら、全身に水をかける、水に浸ける、濡らしたバスタオルなどで全身と包むといった処置をして、体を冷やします。

炎天下で熱せられたアスファルトからの放射熱も危険ですが、足裏の肉球のやけども少なくありません。散歩は涼しい早朝か夕方にして、肉球専用のクリームを塗っておくなど、勧められます。

日陰に停車していても、窓を開けていても、真夏に犬を車内に残しておくことほど、危険なことはありません。

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