犬の栄養学-(16)炭水化物

●炭水化物-エネルギー補給のために

グルコース、スクロース、ラクトース、デンプン、繊維質といったものが炭水化物で、糖質とも呼ばれ、主にエネルギー源となります。動物の身体の中では、血糖、乳糖、グリコーゲンといった分子の形で存在しています。

犬は、体内でアミノ酸とグリセロールをブドウ糖に変換することができるので、炭水化物を必ずしも必要としてはいません。

炭水化物は、米、とうもろこし、小麦、大麦などの穀類を原料にしています。

穀類には、炭水化物(デンプン)70~80%、タンパク質(グルテン)9~14%、脂肪2~5%が含まれています。

デンプンは、腸でグルコースに分解されてから、吸収され、エネルギー源になります。

犬は、米(ライス)に含まれるデンプンは完全に消化できますが、小麦、豆、オーツ麦などに含まれるデンプンに対する消化率は、20%に満たないとされています。

そのため、犬に与える穀類は、米を除いては、体重1Kg当り12gまでにしないと下痢を起こしやすいと指摘されています。

また、十分に調理されていないデンプンは、大腸で発酵して、酸っぱい臭いのする下痢の症状を起こすことがあります。

穀物に含まれているグルテンがうまく消化できずに下痢をしてしまう症状を「穀物不耐症」と呼びます。よく煮込んだおかゆ状態であれば、症状がでにくいとされています。

炭水化物を摂りすぎると、体内で糖分として蓄えられてしまうので、肥満、脂肪肝、ビタミンの欠乏などになる可能性があります。

市販のペットフードの多くは、カロリーの大部分を炭水化物が占めていますが、犬には、エネルギー源としては、消化しやすいタンパク質の方が好ましいと考えられています。

炭水化物源としての穀類では、繊維質やミネラル分が豊富な「玄米」が良いと言われます。

消化吸収が高いこと、血糖を上げないので脂肪の蓄積が少ないことなどがメリットです。おかゆのように煮込んで与えます。

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