犬の栄養学-(18)ビタミン

●ビタミン-新陳代謝を活性化する

食べ物は、化学反応を通してエネルギーに変えられます。

それを代謝と呼びますが、代謝によって、主要栄養素であるタンパク質、脂肪、炭水化物が化学成分になって、体内で使われたり蓄積されたりするのです。

このような反応や血液凝固などの身体に必要とされるいろいろな機能は、微量栄養素であるビタミンやミネラルの働きに助けられます。

ビタミンは、脂溶性と水溶性に分かれます。

脂溶性ビタミン

食べ物の脂肪から摂取され、肝臓に蓄えられます。

ビタミンA 

皮膚や視力の健康を保つ。

犬は動物の肝臓を食べることで摂取しますが、植物の細胞にあるカロチノイドからビタミンAをつくることができます。魚油や牛乳、卵黄にもビタミンAが多く含まれています。

コッカスパニエルの皮膚がベタベタする脂漏症には、ビタミンAが効果的です。ラブラドール・レトリーバーやミニチュア・シュナウザーの皮膚病の改善にも効果があります。

ただし、ビタミンAの過剰摂取は中毒を引き起こすことがあるので、注意が必要です。

ビタミンD

体内のカルシウムとリンの濃度バランスを保ち、健康な骨と歯を作る手助けをします。

犬は皮膚でビタミンDを合成できることから、かつては、日光浴不足でビタミンDの合成が十分にできないとクル病になると言われていました。現在ではドッグフードにビタミンDが十分に含まれているので、クル病はめったに見られなくなりました。

逆に、ビタミンDを過剰に摂取すると、肥大性骨症の原因になります。軟部組織にカルシウム沈着を起こしたり、骨格の変形を招き、ちゃんと歩けなくなります。

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