ドッグフードの栄養学-(3)ドッグフードの品質基準

● ドッグフードの品質基準

ドッグフードの品質を守るための規制

米国では、アメリカ飼料検査協会が、市販されている飼料(=ペットフード)の品質保証値の基準を決めています。不良品の取り締まりをするための法律もあります。

日本では、ペットフードは公的には飼料でもなく、食品でもありません。ですから、公的な機関による監視は行われていません。

AAFCOの栄養基準値の特徴

ペットフードの普及率が80%以上ある米国では、アフコ(AAFCO)という飼料検査協会が、商品化にあたって栄養要求基準値や成分表示、商品名の提示の仕方などを指定しています。

これには法的な強制力はありませんが、基準値を満たしているフードかどうかで、信頼性を示す目安になっています。

*ライフステージ(年齢)にあった栄養管理の必要性に応えて、これまでの1種類から、「成長期と妊娠期」と「成犬・成猫向け」の2種類の栄養基準を設けている。

*成犬・成猫ではカルシウム・リン・塩化ナトリウムの必要量を減らし、高齢犬に対しては、「肥満」を防ぐため含有エネルギー量に上限を設けている

*栄養素の最小栄養量を設定し、さらにいくつかの栄養成分、カルシウム、リン、マグネシウム、脂溶性ビタミン、ミネラル類について上限量を定めている。これにより今まで問題視されていた「欠乏症」だけではなく、「過剰症」も防止するため、適正範囲を示した。

AFFCOは原材料の質や消化吸収率などを管理しているわけではありません。

タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの数値が規定値を満たしていても、使われている原材料はさまざまです。

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