ノミ・マダニの駆除

ノミが犬に寄生するとそのかゆみがストレスになるだけではなく、ノミアレルギー性皮膚炎になったり
サナダ虫を媒介したりします。マダニは犬バベシア症を含む多くの病原体を媒介します。
1.ノミの生態と犬の被害

ノミは犬の体の表面で、1日20~50個の卵を産みながら、50日以上も生きます。ノミが5匹いたら、そのまわりにはノミの卵、幼虫、サナギが95匹もいると言われ、それらが成ノミになって、さらに寄生と繁殖を繰り返します。
ノミに血を吸われる時のかゆみは、犬にとっても不快で、精神的なストレスになるだけではなく、かゆいところをかきむしったためにできた傷に細菌が入って化膿するという二次感染を引き起こしたりします。ノミが仔犬にたくさん寄生すると、貧血を起こすこともあります。

サナダ虫は小腸に寄生する50cm以上の大きさにもなる寄生虫ですが、繁殖のための中間宿主になるのがノミです。サナダ虫の卵を食べたノミを、犬が自分の体や被毛をなめた時に飲み込んでしまって、感染するのです。
2.ノミアレルギー性皮膚炎

ノミが犬の血を吸った時に、ノミの唾液中に含まれる物質が犬の体内に入り込みます。ノミの吸血が繰り返されると、犬の体内でこの物質に対してのアレルギー反応がおこり、激しいかゆみや湿しん、脱毛などのアレルギー性皮膚炎を起こすようになります。
3.マダニの生態と犬の被害

マダニは、動物の体温や振動、二酸化炭素を感知する器官を持っていて、草むらなどで宿主になる犬が通るのを待っています。強力な爪でしっかり犬に取りついたマダニは、皮膚のやわらかいところまで移動して、皮膚に食いつきます。マダニの口は皮膚を突き刺すのに適した構造をしていて、さらにその傷口にセメントのような物質を注入して、口を固定してしまうので、ちょっとやそっとでは離れません。

吸血と唾液の分泌を交互に繰り返して、原虫、細菌、リケッチア、ウィルスなど、多くの病原体を媒介します。
4.ノミとマダニの駆除

駆除剤のフロントラインは、ノミやマダニなどの節足昆虫の中枢神経だけに作用する「フィプロニル」が主成分で、犬や人への安全性が高いものです。
犬の首筋にたらすと、成分が犬の皮膚の表面の脂層を伝わって全身に広がり、皮脂腺に蓄えられます。それが皮脂とともに少しづつ放出されるので、効果が持続します。

2週間に一度程度のシャンプーであれば、皮膚の表面の脂分が洗い取られても、薬の効果にはほとんど影響がありません。

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